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尺滝を前にして、左から小支流が流れ込む淵に着いた。淵といっても水深は浅い、セイゼイ2、30cmといったところだろうか。 6、7寸くらいのアマゴが数匹泳いでいた。手前に餌を放り込むと数匹のアマゴがアタックしてきた。糸にテンションが掛かった瞬間、一気に抜き上げると7寸クラスのアマゴが飛んできた。針を外して下流にアマゴを放してやる。 下流に目をやるが、まっつんの姿がない。・・・・まだ、下の淵で手間取っているのだろうか? できれば、この上の尺滝をまっつんに釣ってもらいたかった。彼を待つ間、もう一流し・・・ さっきと同じ場所に餌を入れると本流の落込みから黒い影が走り餌に突進してきて、クネクネと身を捩っている。 「掛かったか?・・・・」 しかし、奴がクネクネしている横には、餌が残っているまんまや・・・・ 「こいつ、なにやってるんや・・・・餌はこっちやがな・・・・」 しばらく、クネクネしたあと自分のアホさ加減に気がついたのか、何食わぬ顔をして岩陰に身を隠した。身を隠してもこっちから丸見えである。 岩陰に餌を寄せて誘ってやると岩陰からゆっくりと出てきて餌を吸い込んだ一呼吸おいて小さく合わせを入れてやると右へ走り出した。 右手前には岩があって魚体の大きさがわからない。 「たぶん尺はあると思うのだけど?????」・・・・・・確信はもてない。 岩の間に入られたら面倒だ。竿を立て無理やり反対方向に引きずり出した。 「おっでかい。でかい。尺はありそうや」 そして、意外と簡単に玉網の中に納まった。 取り込んだところに、まっつんが釣り上がってきて 「何ですか、それ・・・・」 「アマゴ」 「こんなでかいのがいるんですね・・・・・」 釣った本人より、まっつんの方が感激していた。 |
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落ち葉の右に餌を入れると本流の落込みから黒い影が突進してきた。 |
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アマゴ 30.8cm ♂ 流覇 5.6m硬調 仕掛け寸法 3.5m |
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