原生林の渓                       メインページへ  メインページへ  


原生林の渓

2007//16 晴れ

この渓が壊れてしまったという噂を聞いてから久しくなる。去年一度足を運んだが林道が工事中で通行止めだったため源流部への入渓を諦め下流の支流で遊んだ。そのときに渓を覗き込むと、まだ濁りが取れない状況で源流部の復活は、まだまだ先のことだと思っていた。今年に入り釣り仲間からの情報で林道の通行止めは解除されて車止めまで行けるらしい。
 さてさて、渓はどうなっているのか?

15分程、登山道を下ると支流を横切るのに掛かっていた橋がなくなっていた。

放流アマゴ8寸(24cm)
オレンジの朱点
パーマークが崩れている。

 

アマゴ8寸(24cm)
この谷の在来種アマゴ



 

上のアマゴ2匹が釣れた浅淵放流物と在来種に近いアマゴガ混在しているようだ。
 上の浅淵を過ぎると在来種ばかりになった。

アマゴ8寸(24.5cm)
これも在来種のアマゴ

パーマークの形、大きさがいいじゃない

 

右支流の流れ込みの白泡の中で掛けた。

支流の納竿点から登山道に出た。
原生林が広がるまさに癒しの空間だ

 登山道が近づく辺りで納竿、登山道を辿って入渓地点まで戻った。そのまま、登山道を戻り再び本筋釣り上がるのは面倒だと思い入渓点から渓筋を下ることにしたが滝が数箇所・・・・・かえって体力を奪う結果となった。
 小滝の淵を胸まで水に浸かり、やっとのことで本筋に出た。本筋の流れは、ほぼ透明だったが薄っすらと川床に堆積した泥が気にかかった。
 本筋で竿を出すがアタリがない・・・・・そして、辺りを見回すと帰り道の林道が打っ飛んでしまって 林道がない。登り返すにはかなり苦労するかもしれない・・・・久しぶりの釣 行で足はガタガタ・・・・完全に疲れてしまったということで納竿することにした。

 小屋で大休憩して、帰りの林道をトボトボ歩いていると体力が回復してきた。
 「もう少し、遊んでみるか」ということで下流の支流へ入渓することにした。
 

 小支流は、放流物と思われるオレンジの朱点があるアマゴが釣れはじめた。
 幾つかの滝を越えて、斜めから水が落ち込んでいる滝に餌を沈めた時、強いアタリがあって竿を絞り込んだ。絞り込んだ先を見てビックリ、赤い魚が泳いでいた。「なんじゃこりゃ?」
玉網で掬って、またまたビックリ側面はもっと赤い。朱点が異常に多くて赤いアマゴは見たことがありますが、体中に朱点の赤が滲みこんだようなアマゴを見るのは初めてです。アマゴ???パーマークはちゃんとあるのでアマゴであることは間違いない。

 たしか、この水系の源流部では、在来種保護の観点から漁協は放流を行っていないと、この水系に詳しい友人から聞いたことがある。もし、方針の転換なら残念なことです。
それとも、密放流でしょうかねぇ?
 度重なる大水の被害からこの水系の源流部が復活するのは、もう少し、先のことだと感じました。ただ、支流でこの谷の遺伝子を持つ在来種を確認できました。
 この谷のような場所では「自然の生態は自然に任せる」という考えが正しい姿だろうと思います。何もしない・・・・簡単なようで難しいことです。在来種が泳ぎ回る渓になることこそが本当の復活だと思います。


釣果:26匹 最大28.4cm   キープ1